2009.08.06 Thu
一昨日は10時半ギャラリー集合。ジェームスにはコピーした地図を頼りに駒場エミナースホテルから歩いてきてもらった。考えてみたら来る前に、展示の詳細の打ち合わせをしていなかった。。にも関わらず、問題なく順調に搬入が進む。
作品はシルクのポスターやコラージュをメインにその他レンカの刺繍の作品なども数点。なかなかかわいい。
手作りのジンやソングブックなども販売予定。
お昼過ぎにお蕎麦屋さんの出前を取り、3時過ぎには無事終了。予想以上に搬入がスムーズでホッとした。
太呂が打ち合わせで青山に行くというので、フライヤーを置いてもらいに、ユトレヒト、タワーブックスなどいくつかのお店を廻る。
家族の話などをしながらジェームスとてくてく青山から渋谷へと歩く。日本の蝉の声に驚いている様子。![]()
以下、本展示のマニフェストbyジェームス&レンカ
『WE WILL NOT GROW OLD』
私たちは子供時代を大事にしており、今でも子供の心に戻ってみることがあります。私たちのアートには遊び心や、意図的な無邪気さがあります。観客の個人的経験や美学に訴えかけ、懐かしさ、親近感を感じさせ、それがまた新しい経験につながるはずです。
これは意図した上での奇妙さであり、子供っぽさであります。
子供のような視点で、私たちは物事に正確であろうとし、大人のようであろうとします。言葉、音、癖、特徴を、私たちの周りの世界へ踏み出すため、真似をします。しかし私たちが描く絵はあやふやな線になってしまい、歌声はかすれがちです。しかしその間に、私たちは絵であれ、歌であれを、自分の物へと昇華できるのです。大人になると、技術を磨くことは出来ますが、それゆえに空虚さを感じたり、熱情を失うことがあります。正確を期するあまり、子供のような無邪気さ、遊び心、驚きの感情を失ってしまうのです。
こんな感傷心の中には、安らぎを感じられます。子供の頃の出来事を振り返って、幸せだった時代、物事がシンプルだった頃に思いを馳せるのです。私たちは身の回りに懐かしさを感じられる物を置き、この重苦しい世の中で、多少なりとも気持ちを浮き立たせているのです。私たちの美学は、ここにあります。
確かに"カワイイ教"とでも呼べるような、狂信的で、子供らしいもの全てに執着する考えの人もいるとは思います。しかし、動物界における子供の存在のように、私たちは"カワイイ"を生きる術として、自然界の法則として利用しているのでしょうか?それとも子供が持っていた賢さを思い出そうとしているだけでしょうか?細胞に染み付いた、神秘的な賢さを?おそらく、世間知らずでいることは、神性へのパスポートではないでしょうか。
私たちの作品では、大人の意図を持って、子供らしさを描いています。"かわいらしさ"を蠱惑的に利用し、大人のコンセプトを伝えようとしているのです。子供らしさのヴェールの下には、賢さや大人の感情が隠れているのです。古の哲学はふわふわしたフェルトやクレヨンで表現され、成熟したコンセプトは子守唄を通じて伝えられます。触って楽しめる作品と、童謡のように響く音楽は、コンピュータの技術を駆使して配置されています。
「ウィ・ウィル・ノット・グロウ・オールド 〜 二人、歳を取らない」 肉体的な面では、もちろん、歳を取ります。しかし、私たちは子供の心を忘れることはありません。私たちの美学、環境、話す言葉、歌うメロディー、思想などを通じ、子供の心を持ち続けていたいと思います。
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